不動産売買サポートブログ マイホームを売り買いする前に

不動産売買の際に注意すべきポイント・マイホームを購入する際の注意ポイントについて情報発信しています。

新築or中古 どちらを選ぶか それぞれのメリット・デメリット

マイホームを買う場合、

新築にするか中古にするかを

選ぶ必要があります。

 

新築の方が良いのか、

中古で買った方がお得なのか。

 

今回は、それぞれどんなメリットや

デメリットがあるのかお話しします。

 

どちらを選ぶか、

判断材料にして頂ければと思います。

 

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新築のメリット

まず新築のメリットについてです。

 

新築のメリットは、

なんといっても新しいことです。

 

まだ誰も住んだことのないお家。

 

室内の床や壁・天井、そして

浴室やキッチン等の設備も

全て新品です。

 

新品ということは、最新の機能を

備えているケースも多くなります。

 

設備に関しては、オートバスや

食洗器、ディスポーザー等、

 

ガラスや壁であれば、

断熱ガラスやエコカラット等、

 

玄関ドアの開錠施錠をスマートフォン

連動させて行う等、

 

最新の機能を備えている場合も

多くなります。

 

新品の状態は最初だけでは

ありますが、

他人が住んだことがない状態は

ずっと続きます。

 

新築マンションや建売住宅の

設備を選ぶのは基本的に売主の

不動産会社です。

 

必ずしも最新機能の設備が

揃うわけではありませんが、

ライバル物件との差別化を図るため、

グレードの高い設備を導入する

ケースも増えてきています。

 

また、オプションで設備の

グレードアップや、設備を追加する

ことができるケースもあります。

 

間取りについても、未完成物件である等、

タイミング次第で、いくつかの

パターンから選ぶことができる

ケースもあります。

 

新築のため、入居時の修繕費用は

かからない点もメリットといえます。

 

購入後についても、

築20年の物件は20年後には築40年、

新築であれば、まだ築20年です。

 

立地については、

近年、駅前の再開発が増えており、

立地条件の良い新築も増えています。

 

以前は、

良い立地から物件が立ち並ぶため

新築より早く建てられた中古の方が

良い立地の物件が多いと言われましたが、

再開発や建て替えによって、

一概にそうとは言えなくなってきています。

 

税制面についても、

購入するときや入居後の税金が、

中古より軽減される場合があります。

 

登録免許税の建物にかかる税率や

固定資産税について等、

一定の要件を満たす場合、

新築の方が有利になるケースもあります。

 

新築のメリット・まとめ

・建物が新しい

・誰も住んだことがない状態

・新しい設備

・修繕費用が少ない

・立地条件の良い物件が

 増えている

・購入時や入居後の税金が割安

 

新築のデメリット

新築のデメリットについて。

新築のデメリットは、

中古と比較し、価格が高いことです。

 

建物や設備が新しいので、

高くて当然と言えますが、

高いのはそれだけではありません。

 

新築の場合、売主は不動産会社です。

 

利益や販売にかかる宣伝費、従業員の

人件費等のコストを、価格に

乗せています。

 

それだけ、中古より割高になります。

 

建売分譲であれば、棟数が増えるほど、

マンションであれば戸数が増えるほど、

1戸当たりの経費は軽減されますが、

それでも経費が上乗せされていることに

変わりありません。

 

新築の場合、建物が未完成の状態で

販売されるケースも少なくありません。

 

建築中、もしくは土地の状態になります。

 

その場合、確認できるのは、

図面、イメージパース、

マンションであればモデルルーム

となります。

 

建物完成後、日当たりや眺望が

イメージしていたものと違う

という可能性があります。

 

特にマンションは、

建物完成前は、建設地付近から

自分の部屋はあのあたりになると

空を見てイメージするかたちになるため、

相違が大きくなりがちです。

 

新築マンションの場合、

購入時に、修繕積立基金がかかる

ケースがほとんどです。

 

これは、将来の大規模修繕に備えて、

新築時にまとまったお金を拠出

するものです。

 

金額イメージは、数十万円です。

 

自分たちのマンションを維持・修繕

するためのお金なので、デメリットとは

言えないかもしれませんが、

購入時の負担は増えることになります。

 

新築戸建ての場合、敷地に水道管を

引き込むための費用が

数十万円かかるケースがあります。

 

新築のデメリット・まとめ

・価格が割高になる

・未完成の状態で購入を決めなければ

 ならない。

 購入時と入居後でイメージが大きく

 異なるリスクがある

 

・購入時に修繕積立基金や水道の費用が

 かかる

 

中古のメリット

つぎに、中古のメリットについてです。

 

まずは、中古の方が新築より

割安です。

 

中古で、売主が個人の場合、

先述の新築のところでお話しした経費は

ありません。

 

その分、割安です。

 

ただし、中古の中でも、売主が

不動産会社である物件は

事情が異なります。

 

これは、個人が所有していた住宅を

不動産会社が買い取って、

リフォームをして、再販しています。

 

この場合は、利益等の価格に

上乗せしています。

 

実物がすでに存在しているため、

自分の目で確認してから買えるのも

中古のメリットです。

 

日当たりや眺望等、完成した状態で

確認できます。

 

図面等の資料ベースに完成後を

イメージするのでなく、

完成済みの状態で判断できます。

 

マンションであれば、共用部分の

清掃や管理状況を把握することが

できます。

 

中古住宅は、住宅のある場所なら

どこでも売りに出される可能性が

あります。

 

新築と比較し、立地の選択肢は

多いといえます。

 

築年数や広さはまちまちですが、

立地を優先する方には

大きなメリットではないでしょうか。

 

新築のような、修繕積立基金

水道の引き込み費用はかかりません。

 

修繕積立基金は新築購入者が

支払うものです。

 

水道の引き込み費用は、

中古の場合、売主様が住むために

すでに引き込み済みですので、

中古で買う方は、

すでに整った状態で購入できます。

 

中古のメリット・まとめ

・価格が割安

・実物を確認して購入判断できる

・立地の選択肢が多い

・修繕積立基金や水道の費用は

 かからない

 

中古のデメリット

中古のデメリットについて。

 

中古のデメリットについては、

まず、建物や設備が

新築より古いことです。

 

古い設備は、新品に交換することも

できますが、

古い建物の構造や、スペースの

兼ね合いで、

グレードが制限されたり、

設置できないケースもあります。

 

建物が古い分、新築に比べて、

修繕にかかるコストが高めになる

傾向があります。

 

マンションの場合であれば、

月々の修繕積立金は、築年数が

経過するほど高くなります。

 

修繕する範囲や箇所が多くなる

ためです。

 

税制面について、

売主が個人の中古の場合は

建物価格に消費税がかかりません。

 

消費税がかからない物件は、

住宅ローン控除で戻ってくる税金の

最大額が

新築と比べると、

少なくなります。

 

中古は、購入時に、仲介手数料が

かかります。

 

中古のデメリット・まとめ

・建物や設備が古い

・設備を新品にするのに

 思ったようにできないケースもある

・修繕コストが高めになる

・住宅ローン控除で戻る金額が少ない

・仲介手数料がかかる

 

 まとめ

 新築と中古について、

それぞれのメリット・デメリットを

お話ししました。

 

いかがでしたでしょうか。

 

新築と中古、

どちらが良いと一概に言うのは

難しいところがあります。

 

それは、

あなたがマイホームについて、

どのように考えているかによって、

良い方が変わるからです。

 

誰も住んだことのない、

最新設備が整っているお家が

良ければ、新築になります。

 

価格を抑えつつ、

自分好みにリフォームして、

費用をかけるところや

抑えるところを自分で考えたい

のであれば、

中古が良い、となります。

 

 その他の理由・考え方も

沢山あると思います。

 

それにより、どちらが

適しているか変わってきます。

 

新築が良いのか、

中古が良いのか、ではなく、

どちらが自分に合っているのかを

考え、判断しましょう。

 

 

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